寺内町 「後の雛祭り」 ③
季節は寒露《菊花開く》
菊の花が咲き始めるころ...そして晴れ渡ることを菊晴れという
重陽の節句には菊花とお雛様を飾ったことから「菊雛」とも言われ
菊に降りた朝露で顔をぬぐい長寿を願った節句でもあった様です
菊の花の上には真綿が置かれています
田中家
格子の光と影がとても美しい
お雛様
酒造りをされていた仲村家
大阪府有形文化財になっています
主屋は珍しい表屋造(おもやてづくり)で1783年の建築
瓦屋根は雨漏りがするそうで上からおおわれています
仲村家のお雛様
色々なことに興味を持って散策するって楽しいです
見方によっては古い町並みの知恵や豪商の様子が見えてきて
450年前に思いをはせながら寺内町へ行くたびに発見があります
格子が綺麗な住宅
煙出し窓と鬼瓦(装飾と魔よけ)
街角のお雛様
元みりん製造の蔵を改装されて喫茶店になっています
喫茶店の中から昔ながらのお庭も素適です
店内は元より道行く人にもふわっと香るスペシャリティな珈琲
あてまげの道
町筋の道と道はずらしてつくられ見通しを悪くしています
敵が攻めてきても見えにくい様になっているんですね
季節の花あしらい 水引き
お店も随分増えましたがお店ばかりのぞくのではなくて...
次回行きましたら先人の知恵をもう少し目を凝らして見てみたい
戦乱をさけるために町の横を流れる石川からの回りは竹やぶに覆われ
出入り口などには坂道を登って数箇所にしぼられていた
そこらあたりの坂道なども観察してみたいものです
また石川は船で商品運搬にも使われ利便性よく
外部からの侵入をも管理できる都合のよい場所に町を構えた
色々なことを知ると素晴らしくて面白いです
この町に住まわれているバイク・自転車屋さんのご主人に教えて頂きました
自分は若い頃に岡山からこの町に来て若い時は思わなかったけれど
年を重ね知れば知るほど先人の素晴らしさに面白くて面白くてと...
そんな風に仰っていました 寺内町を終わります
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by yuko-2816 | 2014-10-15 08:59 | ・富田林・藤井寺・羽曳野 | Comments(3)
この3シリーズのyukoさんの写真と解説をもとに
寺内町パンフを作ってもらいたいものですね。
今回の雛祭りには、あいちゃんは行かれませんでしたか?
>寺内町パンフ
何を仰いますやら...見てきたことをどう表現したものかとすったもんだしております。
ありがとうございます。
でもこのブログで十二分に楽しめ理解できました。
ありがとうございます。